両社のパートナーシップにより、プログラマティックチャネルを介した個々のビデオレベルでのバイサイドコンテキスト・ターゲティング広告が初めて実現可能に
1 月 13 日、ニューヨーク – 大手ビデオデータプラットフォームである IRIS.TV はMediaMath が、IRIS_ID を利用してコネクテッド TV(CTV)およびオンラインビデオ(OLV)プラットフォームでビデオレベルのコンテキストおよびブランドセーフティーのターゲティング広告を実現する業界初の DSP となることを発表しました。IRIS_ID はあらゆるビデオ媒体でので個々を識別するためのUUID(ユニバーサリー・ユニーク・アイデンティファイア)を提供、これによって初めて、ComScore などのコンテキスト・インテリジェンスプロバイダが、MediaMath の DSP とのプリビッド(入札前)での統合を通じて、バイサイドのコンテキスト・セグメンテーションやターゲティング広告が実現可能になります。
新型コロナウイルス(COVID-19)の流行により CTV の視聴が増加していますが、広告主がこうした新しい視聴者にリーチしようと奮闘する中で、透明性、ブランドの適合性、ブランドの安全性への懸念が浮上しています。それと同時に、広告主は、ポスト Cookie 時代において、特にクローズドなプラットフォームの外側で、このような視聴者をより効果的にターゲットにできる方法を模索しています。
今回の提携により、MediaMath の顧客が初めて個々のビデオレベルで広告キャンペーンのターゲティングを行えるようになり、IRIS_ID がもたらす透明性によって、CTV および OLV のキャンペーンにおいてブランドセーフティに関するコンプライアンスも確保できるようになります。マーケターもまた、コンテキストやブランドセーフティのカテゴリー別にターゲティングを細かく設定できるようになり、プレースメントや環境に対する確実性が高まりました。これまでの CTV にはなかった画期的な機能です。
「コネクテッド TV のインベントリー(在庫)に対する広告主の需要が急激に増加している中、マーケターは、プログラマティックによるキャンペーン配信をブランドの期待に沿った形で行えるようにするため、プライバシーを重視しながらブランドイメージを守るデータソリューションを求めています」と、ComScore のアクティベーションソリューション担当ゼネラルマネージャー、Rachel Gantz 氏は述べています。「ComScore は、IRIS.TV および MediaMath と協力して、プリビッドにオープンにやり取りできる広告主向けのプログラマティック環境で、コンテキスト・ターゲティングソリューションをさらに普及させたいと考えています」
「CTV を介してニュースやコンテンツを利用する視聴者が増えているため、広告主もそのチャネルでより優れたパフォーマンスや高い ROI を実現したいと考えています。MediaMath の再設計された SOURCE インフラは、CTV サプライチェーンに完全な透明性をもたらすべく業界をリードしており、広告主が広告のパフォーマンスに対する自信を深め、費用を完全に可視化することを可能にしています」と、MediaMath プロダクト最高責任者、Anudit Vikram は述べています。「IRIS.TV は、ビデオデータ接続の業界リーダーとして、SOURCE を通じて信頼できるパートナーとなり、完全にアカウンタブル(説明責任可能)でアドレサブル(アドレス可能)なデジタルメディアサプライチェーンを実現するという当社のビジョンを共有しています。このパートナーシップにより、マーケターは、ブランドセーフティーなビデオインベントリーを購入し、ダイレクト、PMP、そしてオープンオークションなどのキャンペーンをはじめとするバイイングプラットフォーム全体で視聴者にリーチできるようになりました。
「MediaMath は常に、広告テクノロジーソリューションのリーダーでありイノベーターであり続けています。業界が次なる大きなステップを踏み出すために同社と協力して取り組んでいけることを嬉しく思います」と、IRIS.TV の広告プラットフォーム戦略担当責任者、Sean Holzman 氏は語っています。 「当社は、ComScore のようなコンテキスト・インテリジェンス企業がビデオレベルの分析を提供できるようにすることで、CTV インベントリーに関するかつてないほどの透明性と洞察をメディアのバイヤー(マーケター)に提供しています。」
IRIS_ID は、割り当てられると入札ストリームに渡され、それを MediaMath が受信して ComScore などのプリビッド・コンテキストパートナーやブランドセーフティパートナーに渡します。これらのパートナーは、ビデオのコンテキストカテゴリーやブランドセーフティのスコアを、ビデオレベルでのセグメンテーションやターゲティングを行うために解読します。
MediaMath について
MediaMath は、連携されたあらゆる媒体やデータ等のタッチポイント全てでパーソナライズされたデジタル広告を提供できるよう、世界のトップブランド(広告主)を支援しています。42 ヵ国の 9,500 人を超えるマーケターが、当社のエンタープライズソフトウェア(DSP, DMP)を日々利用して、ディスプレイ、ネイティブ、モバイル、ビデオ、オーディオ、デジタル屋外広告、アドバンス TV (CTV含)フォーマットでデジタル広告キャンペーンを実施、分析し、最適化しています。MediaMath は、2007 年に「プログラマティック」広告のパイオニアとして設立され、2020 年ガートナーの Magic Quadrant for Ad Tech(アドテクマジック・クアドラント)でリーダーに選ばれました。また、AdExchanger Awards テクノロジー企業によるベストアカウントサポート賞を 2 年連続で受賞しています。
MediaMath は、SOURCE エコシステムを通じて業界初の 100% アカウンタブルでアドレサブルなサプライチェーンを実現するため、業界全体で取り組みを開始しました。MediaMath の SOURCE は、広告代理店、広告主、IT 会社、コンテンツオーナー向けの技術的および商業的なフレームワークで、ブランドセーフティを確保し、ビューアブルなインベントリー(在庫)を備えたクリーンなデジタルメディア・サプライチェーンに、長期的に持続可能なソリューションを提供するように設計されています。MediaMath は世界 15 の都市に事業所を構え、ニューヨーク市に本社を置いています。MediaMath がどのように革新的なマーケターを支援し、顧客満足度の向上やビジネス成果の達成を実現しているのか、詳しくは @mediamath または www.mediamath.com をご覧ください
IRIS.TV について
IRIS.TV は、2013 年に設立されたビデオインテリジェンス企業です。当社の使命は、あらゆるソースのビデオデータを接続して統合し、より優れた消費者体験とビジネス成果を実現することです。当社のプライバシー重視の中立なビデオデータプラットフォームは、業界をリードするメディア、データ、広告テクノロジー企業に、ビデオデータのシームレスなオンボーディングを提供します。また、パートナー様による、コンテキストに応じたブランドセーフティーな広告ターゲティングおよび検証機能、パーソナライズされたビデオ推奨、測定および分析ソリューションなどの拡張性のあるソリューションの構築を支援しています。
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