長年にわたる MediaMath の先進的なパートナーであり、クライアントでもある IBM は、1 年前の今月に開始された SOURCE by MediaMath でいち早くキャンペーンを展開した企業の 1 社です。IBM のマーケティングイノベーションおよびプログラマティックメディアの責任者を務める Rich Brandolino 氏は先日、Beet.TV で次のように語っていました。「私たちは、自社の利益につながるサプライチェーンを再構築する方法を見い出すため、MediaMath と提携することを決めました。広告主としての IBM がこの問題に注目していることは言うまでもありませんが、この業界のすべての企業が同じ問題に目を向けていました。ですから、これは業界全体にとって、この 10 年間でプログラマティックメディアのサプライチェーンに蓄積された様々な問題(意図的なものから意図しないものまで)を一掃する絶好の機会だと考えています。」当社とのパートナーシップに関する Rich 氏の見解について詳しくは、こちらをご覧ください。以下のケーススタディでは、SOURCE を通じた IBM のキャンペーンの成果を紹介しています。

IBM Brings Transparency to the Programmatic Supply Chain with SOURCE by MediaMath

MediaMath の SOURCE は、透明性の向上、不正行為の排除、オーバーヘッドコストの削減に重点を置いて再構築されたデジタルメディアサプライチェーンです。SOURCE の立ち上げに際し、当社の長年のクライアントでありパートナーでもある IBM は、このパイロットテストへの参加に同意しました。IBM は「SOURCE」の最初のテストとして、CA と Systems 部門から 2 つの広告キャンペーンを実施しました。これらは、既存のキャンペーンの一部を分割する小規模な A/B テストでした。その暫定的な成果について IBM は「驚異的な成果が得られている」と述べています。対照セットアップと比較すると、以下のような結果になりました。

 

  • 標準の SSP と比較して、SOURCE の新たなパイプを使用した場合のサプライサイドへのマイナスの影響はない
  • サプライチェーンの費用が可視化され、隔週で配信される
  • eCPM が 30% 低下
  • CPE V が 27% 低下
  • ビューアビリティが 40% 向上
  • 広告費の 60% がパブリッシャーに到達(支払い)

 

IBM は MediaMath と協力し、ワーキングメディアへの投入費用を 10% 以上増やすことを目標として、2020 年第 1 四半期にテストの規模を本格的に拡大しました。