マーケターの91%が消費者を最優先にしたマーケティングの必要性を感じているものの、実践できているのはその半数に過ぎないことが判明

【ニューヨーク – 2018年9月11日(米国本社プレスリリース抄訳)】
MediaMathはEconsultancyと共同で実施した調査レポートを発表しました。昨今、消費者のプライバシー保護や広告体験のパーソナライゼーションに関する協議が盛んに行われていますが、この調査ではほとんどのマーケターが消費者を最優先することの重要性を理解しているにも関わらず、そのベストプラクティスを実践できていない現状が浮き彫りとなりました。

世界中の400人以上のマーケターを対象にした調査を元にした 「 Dream vs. Reality: The State of Consumer-First and Omnichannel Marketing」と題されるレポートでは、91%のマーケターが全マーケティング活動において消費者を最優先に置くことの重要性を理解していますが、過半数はそれを完全に実践できていないことが判明しました。一方、広告主の92%はテクノロジーとデータを統合することにより、シームレスかつ効果的な広告活動の実現できることに同意していますが、このような統合を実際に達成しているのは、回答した企業のほんの一部に過ぎません。また、広告主の約3分の2 (63%) と代理店やテクノロジープロバイダの96%という圧倒的な割合が、アドテクノロジーとマーケティングテクノロジーの統合が行き届いていないと考えていることが分かりました。

MediaMathでマーケティング最高責任者兼、戦略最高責任者を務めるDan Rosenbergは次のように述べています。「この調査結果から、新しいテクノロジー基準を定めること、透明性とコントロールを継続的に高めること、そして消費者のプライバシーを尊重し、彼らに迎え入れられるようなメッセージを伝えることにおいては、未だ大きな課題が残されていることが分かりました。マーケティングはエコシステム全体に良い影響をもたらさすべきだ、ということを今一度心に止めるべきでしょう。」

その他の主な調査結果は次の通りです。

• 回答者の67%が手に入れたい機能のトップ3の機能の一つとして、オーディエンスをダイナミックににセグメンテーションする能力を挙げている
• 広告主の82%、代理店の86%が、GDPRがマーケティング活動に影響を与えていると回答
• 46%がプライバシー規定を遵守するアイデンティティ・ソリューションを持っていると回答
• 36%の企業が現在使用しているテクノロジーに「非常に満足」している
• 広告主の53%は、ペイドメディア、オウンドメディア、アーンドメディア全体でのテクノロジー統合が「非常に重要」であると考えている
• 88%は、人工知能によって効果を向上できると期待している

消費者最優先のオムニチャネルアプローチを採用しなければ、マーケティングと広告の効果と消費者体験を阻害するさまざまな問題が発生する可能性があります。例えば、チャネルをまたいだマーケティングの効果測定およびアトリビューションは、オムニチャネルアプローチなしには事実上、実現不可能です。この調査では、オムニチャネルの広告アプローチを採用していない10社中の7社が、オンライン広告費をオフラインチャネルに正確にアトリビューションする能力に欠けていることが分かりました。

同調査で、MediaMathのメディア兼グロースチャネル担当ジェネラルマネージャーのLewis Rothkopfは次のように述べています。「消費者が変化したということ、そして購買ファネル全体で適切、かつ逐次的にマーケティング活動を行う必要がある、ということに対して一般的な認識は広がっているようですが、その目的を達成するためにチャネルの適切な組み合わせを決定するのは時に困難であり、オムニチャネル実行のための既存のツールは使いにくいこともあり、必要なすべての消費者タッチポイントに対応する能力を提供していない場合もあります。このソリューションは、マーケターがキャンペーンを1か所から最適化するだけでなく、全チャネルのオーディエンスをシームレスに活性化し、ターゲット設定を行い、クリエイティブの管理を行い、キャンペーンの効果を理解する統合化されたテクノロジーから始まります。」

調査のハイライトをまとめたティップシート(日本語)はこちらからダウンロードしていただけます。
http://bit.ly/2CJ5UCa

MediaMath について
MediaMathはパーソナラィズされたデジタル広告をすべてのタッチポイントを通して届けることでマーケターをサポートしています。世界42カ国、9500名以上のマーケターが毎日MediaMathのプラットフォームを使ってモバイル、ビデオ、オーディオ、ソーシャル、DOOHやアドバンスドTVなどのチャネル上でデジタル広告キャンペーンのローンチ、分析、最適化を行なっています。2007 年にプログラマティックのパイオニアとして誕生したMediaMathは、2017年に米国のリサーチ会社、Forrester Researchにデータマネジメントプラットフォーム(DMP)のカテゴリーでトップ、そしてデマンドサイドプラットフォーム(DSP)のカテゴリーでリーダーと評価されました。ニューヨークに本社を置くMediaMathは世界に17の市に支局を有しています。MediaMath に関する詳細情報はツイッターアカウント、@mediamath またはwww.mediamath.com/jp/をご参照ください。